メタボ治療

『ちょっとくらい大丈夫…』が引き金です!
メタボリックシンドロームが増加する原因について。

健康診断の結果で「異常なし。健康です。」そんなことばを耳にすると、安心しますね。
昔はいわゆる『ちょっと血圧高め』、『ちょっと中性脂肪高め』、『ちょっと太り気味』、という人に対して 医師は「このくらいは大したことないから大丈夫ですよ」との主旨をお伝えし、健診を終わらせていた時代がありました。
命に別状がある、又は投薬が必要な程の病的な状態でなければ、多少の数値の大小は、大きな問題としなかったのです。

そうした医療関係者の意識が変わってくるのは1988年アメリカの学会において、新たな概念が発表されて以降になります。
ちょっと肥満、ちょっと高血圧、ちょっと高血糖、ちょっと脂質異常。
これらの「ちょっとだけ」の状況が複合化し、重なると、動脈硬化が促進されるという研究結果が判明したのです。

発表され始めた頃は、多くの医師たちもほとんど気に留めていなかったこの概念は、 現在「メタボリックシンドローム」(略してメタボ)という覚えやすいネーミングを得て、急激に一般の方々にも広がりました。
現在最新のメタボリックシンドロームの基準値は成人男性で胴回りが85cm以上、 成人女性では胴回りが90cm以上とされています。 

思い当たる節はありますか? 現在ではどこでも気軽に耳にするようになったこの「メタボリックシンドローム」ですが、 身体に与える危険性は決して気軽なものではありません。メタボリックシンドロームを改善せず放置することで考えられる弊害は、 心筋梗塞、狭心症、脳血管障害、老化の促進など、多岐に渡ると考えられています。
保険診療内で医師は注意喚起を促すことはできますが、それらの将来的な危機がどこまで迫っているかは、検査には出ません。
『ちょっとまずいですね。』という状態を放置すれば、いつでも深刻な事態を引き起こす可能性を持っているということなのです。
本格的な病気が発症する前の今の状態を知り、身体を最適化して危険性を下げておくことが重要です。
メタボリックシンドロームだと思われる皆さま一人一人に、たった今必要な『身体の最適化』を始めることをおすすめいたします。